うたうということ5

こんにちは!
ボイストレーナーのDKです♪

前回の記事から紹介している「曲のメロディーをひとつひとつ出す」という練習で
ひとつひとつの音程を取ることが必要と書きましたが、次の大事な点はひとつひとつの音
をどのくらい伸ばすのかということです。
テンポどおりに歌うとそれぞれの音の尺があらかじめ用意されていますが、この練習では

自分でどのくらいひとつの音を伸ばすのかは自由ですし、音程はあっていても迷いながら
音を伸ばし、曖昧なところで切ってしまうと音程もそして声としてもクオリティが下がっ
てしまいます。

音を発している間ずっとその音を自覚的に捉えておく

これはとても難しいことですし、テンポ通り歌の練習してもなかなか身に着けられないこ
とだと思います。逆にこの練習を通して音に対する集中力を高めることで劇的に歌の説得
力が増していきます。

特に語尾の処理が難しいと思うのですが、語尾を自然な形でかつ印象的に処理するために
良くビブラートがテクニックとして使われますし、非常に有効だとは思います。

ビブラートの記事はまたいずれ書こうとは思うのですが、「とにかく語尾はビブラート」
という予定調和ではなく、ここでもしっかり自覚的に処理していくことで歌が洗練されて
いくでしょう。

前回紹介した植村先生の動画の中でも触れられていますが、発声的には裏声の筋肉をしっ
かり働かせていくことで、自然で美しい形での表現が可能となると言えるでしょう。
やはり発声スキルと表現力は密接に関わっているので両面しっかり練習することが必要で
すね!


読んでいただきありがとうございました。

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