こんにちは!
ボイストレーナーのディーケー です♪
さて、今日からは歌唱において私が今までの音楽人生から学んだことを踏まえ、考えていることを「うたうということ」というシリーズでしばらく書いていこうと思います。
自己紹介の記事にも書きましたが、私は京都でVoice Lab.(ボイスラボ)を主宰されている植村典生先生に師事しておりました。
自分の発声や歌に悩んでいたころ、たまたまVoice Lab.のホームページを見つけ、そこに載せられていた植村先生の歌唱にとても魅力を感じました。
技術的に素晴らしいのはもちろんなのですが、植村先生が歌う歌はこれまで自分が出会ったことのないほど心を揺さぶられるものだったのです。
「自分もいつかこんな歌が歌えるようになりたい」という思いで、指導を受け、練習を重ねていく中でその魅力の核心部分を自分なりにしっかりと理解できてきたので、私自身の考えと併せて私の言葉で記し、それがまた他の誰かの歌がより素晴らしいものになるきっかけになってくれればと思っています。
なお、植村先生はyoutubeのORION 歌の学校というチャンネルでとても有益で素晴らしい動画を上げておられるので、是非ともご覧になってみてください。
そちらの動画も参考にさせていただき、記事を書いていこうと思います。
今のボイストレーニングはほとんど「高い声を出す」ことに焦点が当てられています。
需要がたくさんある以上、ビジネスとしてそこを売りにすることは決して悪いことではないと思います。ただ、強い表現になってしまいますが、過剰な言葉を用いた宣伝等で集客をし、お金や時間をむしり取って生徒の歌や発声をボロボロにしている場所があることも悲しいですが事実だと思います。
フースラーメソードについて書いた以前の記事でも述べましたが、音域を拡げるには基本的に年単位の時間がかかりますし、そこだけにフォーカスしてしまうとなかなか成長を感じることができず、歌うことが苦痛になってしまうということに陥ってしまう可能性があります。
高い声が出ることは素晴らしいスキルの一つですが、歌の喜びや感動の本質はそこにあるわけじゃない、私のブログを通してそのことが沢山の人に伝わるよう頑張っていこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。