フースラーメソードの概念

こんにちは!

ボイストレーナーのDK です♪

さて、今後いくつかの記事に分けてフースラーメソードの核となるアンザッツについて書いていこうと思うのですが、
まずはフースラーメソードを実践していく中で理解しておいたほうがよい概念について書きます。

まず、発声練習とは発声時に作用する筋肉を「鍛える」ことだけではなく、元々誰もに備わっている機能を「取り戻す」作業であるということです。

現代に生きる人間は「言語」を使用していることでコミュニケーションが円滑にできる反面、偏った筋肉を使った生活を日々過ごしているため、神経支配ができていない眠ったままの重要な筋肉があります。

言語獲得以前の人間は様々な声色を駆使し、「声」そのものでコミュニケーションをとっていたようなので、あらゆる筋肉に対する神経支配が行き届いており、現代の人間とは比べ物にならないほどの声量、音域等の発声スキルを持っていたと言われております。

言い換えれば、神経支配できていない筋肉に適切なアプローチができれば、我々も言語獲得以前の声を「取り戻し」、今歌えない音域をクリアすること、求めている声量を手に入れること、何より発声に対する悩み、ストレスをなくすことで、格段に歌うことに自信を持って取り組んでいけるのではないでしょうか。

そして、フースラーメソードはそのプロセスを具体的かつ、体系的に示してくれる現時点で私の知る限りでは、唯一のボイストレーニングメソッドであり、最も優れたものと考えております。
次の記事でその理由について書いていこうと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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