アンザッツ5

こんにちは!

ボイストレーナーのDK です♪

次にアンザッツ5についてです。

次の図はアンザッツ5の発声時に作用する内喉頭筋および外喉頭筋を示しております。


内喉頭筋は輪状甲状筋の作用により声帯が伸びるのと、側輪状披裂筋、披裂間筋の作用により声帯閉鎖が促され、裏声に地声のような芯を入れるトレーニングになります。
外喉頭筋は喉仏を上に引っ張る甲状舌骨筋が作用します。
音色としては男性は目玉の親父、女性はブラックジャックのピノコやピカチュウの声などをイメージして出してください。

武田先生も仰っておりますが、この発声は声の機能を中心的に司る筋肉がバランスよく鍛えられるので、フースラーメソードの核となる発声となります。

ただし、いわゆるミックスボイスの獲得、高音域拡張を急ぎ、過度に地声っぽさを求めるのではなく、あくまで裏声のトレーニングの一種と認識し、トレーニングの約束事として伝えていたとおり
あくまでニュートラルな状態を維持しつつ、音色を求めるようにしてください。

一般的なボイストレーニングでは敬遠されがちな「喉仏を正しく上げる」ことを習得するとても大切なトレーニングなので、休憩を適度に入れつつ沢山練習することをオススメします。

私自身も日々一番重点的に練習する発声です。

読んでいただきありがとうございました。

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